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アゴ天使の小説を執筆しております

3:アゴ天使(本記事)0話

これは、顎天使(あごてんし)を綴る
畏敬とその姿を書き記した物である
【旧顎聖書】創世記1.1

初めに神は天地を創造された。
地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた

神は言われた。
『光あれ。』

こうして光があった。
神は光を見て、良しとされた。

この後、7日間を経て神は森羅万象、
遍くものを創造し、安息なされた。

そして、人間を含む数多の生物が
天地を住み分け、生活を始める最中

光もまた住み分け始めていた。

光は動き、光は照らし、光は進む。

光は影を取り、形を背後に生む。
始祖なる光は意を持ち、その分けた
光を神に象らせし【人】を真似た。

だが、その意は神ならず。
その力は神ならず。
不適切にも、顔と翼。
そして光臨を生やせし生き物へと
変容した。

これが後に呼ばれる《顎天使》と
いう超光学生命体である。
その速度は光の速度を優に超え、
最高速度で光速の3倍にも辿り着くと言われる。

後の人間界では、1849年にフィゾーがその顎天使説を提唱し、光を回転する歯車の谷による光の反射を利用して、回転速度と距離の比から、光の速度と比較して、顎天使の顎速を
93万9000km/sと測定した。
                Dear.顎天使研究教授:東川